野球で、一塁ベースに駆け抜けるときヘッドスライディングをする光景を見たことがあると思います。
よくヘッドスライディングをするのを見かけるよね!
それがどうしたの?
このヘッドスライディングがいかに危険なものか以下説明していきたい。
なぜそもそもヘッドスライディングをするのか
ヘッドスライディングは特に高校野球で多く見られる。プロ野球では高校野球ほどではないが、まだ数多く行っている選手も多くいる。
では、なぜ普通に走り抜けずにヘッドスライディングをするのか。
①必死さが自然と行動に現れる
プロ野球でもそうだが、高校野球では特に全力プレーをもっとうにしている。なので、何が何でもセーフになってやるという気持ちの表れから、自然とヘッドスライディングをしてしまう。
熱い気持ちからそういうプレーに繋がるんだね。なんか分かる気がする!
②ヘッドスライディングによりセーフのように見える可能性がある
ヘッドスライディングをすることによって、一塁球審の見え方は全く異なってくる。普通に走ってもアウトだろうから、ヘッドスライディングをしてセーフのように見せる。
といったところであろう。
何より選手からすればセーフになりたいその気持ちからこのプレイに繋がっている。
ヘッドスライディングをすれば早くなるのか?
ヘッドスライディングと走り抜けるのではどちらが早い?そういった論争もネット上で分かれた意見が多く出ています。
どちらかという点において、はっきりとした事は言えないが、私個人的に特に大差はないように思う。
むしろ、大事なのはきちんとした形で出来ているか、これが重要になってくると思う!
きちんとした形っていうのは?
ヘッドスライディングでいえば、ヘッドスライディングを行う前に減速してしまったら当然スピードは落ちる。いかに減速せずに出来るかが鍵になる。
走り抜ける場合は、減速というのはない。
ただベースに足がつくそのタイミングが大事になってくる。
ベースに足を伸ばした時に、体がジャンプした感じで足を伸ばすのか、体を浮かさずに足をベースに伸ばすかで変わってくると思う。
要はしっかりとした形で出来ていれば
早さの大差は生まれないと思う。
ヘッドスライディングではなく走り抜けるべき
上記で説明したように、一塁ベースまで走り抜けるのとヘッドスライディングするとではそこまで早さの面で大差は生まれない。
では、後は選手がどちらか好きな方を選択したらいいという問題ではない。
私がこの記事で一番伝えたい部分。
怪我のリスクがあるかないかである!!
ヘッドスライディングをするにあたって、頭から突っ込む分、その衝撃で首や背中、腰に衝撃を受けることになる。
その衝撃で脊髄に損傷などしてみてください。
野球人生に幕を閉じるだけではなく、普通に生活するにあたっても制限がかかるそんな生活になってしまいます。
なるほど!自ら怪我をするリスクの負うヘッドスライディングをする必要はないよね。
※こちらのページで元中日ドラゴンズで活躍した井端弘和選手がヘッドスライディングについて語っている記事を載せておきますので、興味のある方はご覧ください🤞
参照: 週刊ベースボールON LINE 盗塁の際のスライディングは頭から? 足から?/元中日・井端弘和に聞く
巨人坂本 右手親指骨折
これは走塁ではないが、今年巨人の坂本が一塁ランナーとして出塁し、牽制で一塁に帰塁するときに手から戻ったときに親指が骨折。
1ヵ月程度の離脱となった。
選手生命を脅かす危険性
ヘッドスライディングには怪我のリスクがあり、時には選手生命を脅かす危険があります。
よく「ヘッドスライディングするより走り抜けた方が早い!」そういった声もありますが、正直なところ不透明であり、そこまで大差はないと思う。
例えヘッドスライディングの方が、普通に走り抜けるより早かったとしても、するべきではない。
なぜなら大怪我をしてまでする必要性などないからである。
スポーツ選手にとって怪我というのは、付き物なのかも知れないが、それを自ら怪我をするプレイをする必要性はない。
現にヘッドスライディングなどで脊椎を痛めて、普段の生活に支障をきたしている人も数多くいる。
こんなことで自分の人生を棒に振ってほしくは無いと思う。
重要プロ野球に限らず、子供達に教える環境からヘッドスライディングを禁止していかなければならない。
今の野球界では、そこまでその部分に対しての対策がなされていないが、一刻も早くヘッドスライディング禁止令などのルールを出して貰い、少しでも怪我のないスポーツにして貰いたいものだ。
※こちらの記事では、盗塁は数を多くしたらいいというわけではなく、意味のある盗塁があるというのを載せていますのでご覧下さい。
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