田中将大「日本復帰」したが、まさかの成績!?メジャー復帰は絶望か

田中将大「日本復帰」したが、まさかの成績!?メジャー復帰は絶望か

田中将大は年棒9億という破格な条件で楽天に戻ってきた。だが思うような成績は残せておらず苦しんでいる模様。
ヤンキースを経て日本に戻ってきた田中の投球スタイルの変化と日本で結果を残せないのは何故なのか。
田中将大結果を残さない

楽天の田中将大投手は4月17日、東京ドームで行われた日本ハム戦に先発登板。
8年ぶりとなる日本球界のマウンドは、5回を投げて被安打4、うち本塁打が2本で3失点。敗戦投手となった。

メジャーを経て凄いマー君を見れると思ったのに、、、一体どうしたんだろう。

日本新記録の24連勝

田中将大といえば、高校時代「駒澤大学附属苫小牧高等学校」で甲子園に出場し斎藤佑樹有する「早稲田実業高等学校」との投げ合いでより注目を浴びた。

2008年北京オリンピック、2009、2013年WBCのメンバーにも選出され日本を代表する投手へと成長を果たした。
日本新記録の24連勝
そして、2013年シーズンで日本新記録となる24勝0敗という脅威の数字を残し、その年のオフにポスティングシステムで名門ニューヨーク・ヤンキースへと移籍する。

8年ぶりの日本球界

ヤンキースでも先発ローテーションとして安定した成績を残し、ここしばらくメジャーリーグの舞台で活躍すると思われた。

しかし、昨年からのコロナウイルスの影響でメジャーリーグの市場もかなり下落していた。
8年ぶりの日本球界
田中将大自身もヤンキースとの契約が終わり、移籍先を探していた中で日本球界復帰に踏み切った。2年契約で、年俸9億という破格な条件で楽天と契約を結んだ。

契約は2年契約となっているが、2年目に関しては楽天でプレイするかしないかは本人の意思によって決めることができる契約となっている。

田中自身もメジャーでのプレイを望んでいることもあり、メジャーリーグの市場次第で来季どこでプレイするかを決めるであろう。

※こちらのページでマー君のこれまでの成績を一覧出来ますので是非ご覧ください🤞(参照:週刊ベースボールON LINE

また日本投手がメジャーリーグの舞台で怪我をする理由についてこちらの記事で詳しく載せているので是非ご覧下さい!!
メジャーリーグ

投球スタイルの変化

メジャーリーグから日本球界に帰ってきた投手は多く見てきたが、メジャーリーグでバリバリ活躍している投手の日本球界復帰は広島黒田博樹以来であろう。

年齢も32歳ということもあり、まだまだ野球を長くやれる年齢でもあり、どういったピッチングをしてくれるか楽しみであった。

オープン戦での田中のピッチング。結果を見れば3試合連続失点し、数字は残せなかったように見えた。

そして、何より驚いたのが投球スタイルが日本球界にいた頃とは全く別人であった。

投球スタイルの変化
メジャー挑戦前の田中のピッチングは、ストレートの割合がもう少し多かったものの、復帰後の田中のピッチングは変化球の割合が多く、打者を圧倒するではなく、打者をかわすというピッチングであった。
まさに投球術で試合を作る投手に変貌していた。

日本の投球スタイルでは、メジャーの強打者を抑えることは難し勝ったわだね。

田中投手も大リーグの強打者達を抑えるにあたって、辿り着いたのがこの投球スタイルになったのかもしれない。

田中将大の現状

2021年シーズン4月17日日本ハム戦が田中の国内復帰初登板となり結果は負け投手となった。
苦悩
2本のホームランを打たれ、いずれも打たれた球はストレートであった。

この試合でも変化球の割合が多く、ストレートに関しては本人も言っている通り、調子がよくなかったようだ。

田中の日本球界復帰の投球について私の中では少し期待度が下がるそういった印象である。

たしかに投球術でいえば修羅場を潜ってきたんだと思わせる投球であり、成長した姿を見れた。

しかし、田中が24連勝したシーズン。

このときの打者を圧倒するピッチングを見ている分、メジャーを経てよりすごい投手になっているそういう高い期待があったのかも知れない。

何も打者をかわすピッチングが悪いといっている訳ではない。真っ向勝負で臨んで打たれてしまっては元も子もない。

だが、全てかわす投球のスタイルだけでは、打者を抑えることは難しいと思う。

時には、ストレートで押していくそういうスタイルもあっていいのではないか。

恩師・野村克也の言葉


野村克也が楽天の監督時代。

マー君のストレートは「見せるストレート」で「抑えるストレート」ではない。と言ったことが印象的である。

これは例えば今は引退した『阪神タイガースの藤川球児』のようなストレートと分かっていても抑えられるストレートではなく、そのストレートを投げることによって変化球がいきてくる。

それがマー君のストレートという意味だ。

これは田中投手以外の投手にも当てはまることで

重要ストレートがあってはじめて変化球がよりいきるということだ。

今後の姿が大事になる


今のところ、ストレートのキレは今一つで、制球面も時おり捕手の構えとは逆球になるケースが多くみられる。

これは8年ぶりの日本球界復帰ということで、使用するボールの変化とマウンドの違いが影響するのかもしれない。

だが、今のままでは24連勝したときのような田中をみることは難しいと思う。

この年俸9億という高年俸に似合う成績を残すことが出来なければ不良債権とよばれても仕方がない。

厳しい世界なんだね。プレッシャーも凄そう。

田中投手自身も、今の投球内容で満足することはないであろう。

ストレートのキレと細かいコントロールを修正さえすれば、二桁勝利は見えてくるかもしれない。

今はしっかり試合で出た課題を修正し、もう100日を切った東京オリンピックのメンバーに実力で選ばれるそういった成績を期待したい。

※こちらに東京オリンピックでの侍ジャパンの記事を載せていますのでご覧下さい。
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