2021年8月7日 日本VSアメリカの決勝戦!!
日本がアメリカを下し、見事悲願の金メダルを獲得した。
おめでとう♪
そんな中誰がMVPを獲得するのかと気になっていた方も多くいる中、MVPは東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手が選ばれた。
このMVPについてネットでも多くの論議があがっており、私の意見も含めて説明していきたい。
MVP東京ヤクルトスワローズ山田哲人
今大会山田哲人は、打率.350、7打点、3盗塁の成績を残し、見事MVPを獲得した!
特に印象に残った場面が、準決勝韓国との一戦。
8回裏スコア2ー2
2アウト満塁の場面で、初球をフルスイングし、あわや満塁ホームランになる打球を放ち見事韓国を下したこの一打!
たしかにMVP級の活躍といってもいいであろう。
山田といえば、みなさん誰もがトリプルスリーをやり遂げた男とご存知でしょう。
今までこのトリプルスリーを達成できた人は少なく、山田は時の人となった。だが、これで終わらないのがこの男。前人未踏のトリプルスリーを3回もやってみせた。
もう本当に凄すぎる💦
先のことは分からないが、トリプルスリーを3回も出来る選手などこれから出てくるのかと思ってしまうぐらい、ものすごいことをやり遂げた選手なのである。
※ちなみにこちらのページで過去にトリプルスリー達成した人の記録を載せていますので気になる方はご覧ください🤞
参照:トリプルスリー 各種記録達成者一覧 達成記録 NPB.JP 日本野球機構
国際大会の山田は不調続きだったが
トリプルスリーを3回も達成したこともあり、当然日本代表にも選抜されてきた山田。
だが、日本代表に選ばれた山田はシーズン同様の活躍は見られず、いい当たりが出ないそういう印象がかなり強い。
これには理由があり、国際大会ではメジャーが使用しているボールと近いものを扱っており、ボールの縫い目が大きいため、非常にボールが動きます。
日本プロ野球でここまでボールが動く球を見たことがない分、適応するのにかなり時間がかかる。
特に国際大会は、短期間なため適応するまでに大会が終わるそういう難しい一面がある。
山田はシーズンから大きく足を上げるためどうしても動くボールに対応できず、国際大会の不振の原因といってもいいであろう。
国際大会と日本とではこんな違いがあったんだ!!
この国際大会の内容は、当然山田を注目していたメジャー球団の評価を下げるそういった印象を植えつけた可能性もある。
だが、今大会の東京オリンピックではこれまでの山田と違い本来の山田哲人を見ることができた。
山田がこれだけの成績を残せた理由は、普段の国際大会と比べてボールを動かす投手との対戦がなかったそれが一番だと思います。
綺麗なフォーシームであれば、山田にとっては苦労することはなくスムーズに打てたのでしょう。
後、これまでの国際大会の経験というのも活かせたのではないでしょうか!!
国際大会打てていない理由というのは、本人が一番分かっている。
少なからず、国際大会に順応する打撃を意識して打席に立ったのかもしれない。
正直なところ、国際大会で結果を残せていない山田選手を選抜するのは、あまり賛成ではなかった。
だがいい意味で私の期待を裏切ってくれて日本を優勝することができた大きなキーマンといえるでしょう。
真のMVPは栗林ではないか
山田の活躍があったから、優勝できた。この事実は間違いないと思います。
だが、ネットでは山田以上に相応しいMVPがいるのではないかと騒ついています。
これは私も同意見でした。
広島東洋カープの栗林投手である。
栗林の凄さ
栗林投手は社会人野球を経て、広島カープがドラフト1位で指名した、今年のルーキーの投手です。
私もこの投手はドラフトの時から注目しており、佐藤輝晃より、いいなぁと!阪神指名してくれないかなと思っていた選手でした。
私が彼を映像で見ていいと思ったのは、縦に割れるカーブです。ストレートもコンスタントにスピードが出て、あのカーブがあれば中々打者は打てないなと。
実際予想通り活躍しており、いい投手だなと感じるのだが、広島での起用はまさかの抑えということに私はビックリしました。
変化球も多彩なので、先発投手向けなのかと思っていたので、抑えじゃない方がいいのではと思ったのですが、そんな心配は無用。
デビューから22戦連続無失点を成し遂げました。
抑えになってからはフォークを武器としており、この投手はフォークまでもいいのかと感心しました。
東京オリンピックメンバーに選抜
今シーズンの活躍が認められて見事ルーキーで東京オリンピックのメンバーに選ばれました。
そして東京オリンピックではまさかの抑えの役目を任せられた。
正直この大役を任せられたことに関しては、驚きであった。
彼の能力からすれば日本代表の抑えを務まるとはいえ、まだ彼はルーキーで一年目。まだまだ経験不足であり、シーズンではまだ打ち込まれるという場面もまだ味わっていない投手だ。
怖いもの知らずというのは、ひとつの武器なのかもしれないが、ここで打たれてしまっては、精神的ダメージはかなり多いでしょう。
しかも自国でのオリンピック。日本の野球ファンは数多くいる中で、その期待を背負って抑えの大役はいくらなんでもルーキーにさせるべきなのかと、私は多いに感じた。
実際の結果は2勝3セーブと文句なしの圧倒的力を見せた。
ルーキーで凄すぎるよー!
特に凄かったのが、準々決勝でのアメリカ戦。
タイブレークでの延長で、ノーアウト1、2塁から始まる場面。
この場面、最低1点は仕方ない状況。
だが、栗林はこの状況でアメリカ打線を難なく3人で抑えてみせ、見事0点で裏の日本の攻撃に繋げて、日本の勝ちに貢献してみせた。
抑えをルーキーがやってみせた
正直稲葉監督が、ルーキーを抑えに持ってきたことに関してはかなりの疑問ではあるが、この期待を見事にルーキーが結果で示してくれた。
凄いとしかいいようがない。
そして、初めてのシーズンで多く登板しており、抑えというポジションで肉体・精神的にかなり疲れきっている中でのオリンピックで結果を残すのだ。
私の中でMVPは栗林投手が一番はじめに脳裏に浮かんだ。
何も山田選手ではダメという訳ではない。
上記で書いた通り、山田の活躍が日本を優勝に導いたこれは紛れもない事実。
だが、それ以上にこの国際大会の緊張する中、まして抑えという勝つか負けるかを左右する大事なポジション。国民の期待を全て背負って、ルーキーが見事に抑えたのだから、MVPは栗林投手にあげたかった。
ベストナインという枠にも投手として、日本の山本由伸が選ばれたが、抑えの枠も作ってほしかった。
とにかく、特別賞でも構わないので栗林投手に賞をあげて欲しいぐらい、それぐらい価値のある活躍をしてくれた。
もう1人のMVPは栗林投手といっても過言ではないであろう。
さいごに
野球のオリンピックは、次からは未定で今後どうなるかは分からない状況。
だが、醍醐味というのは野球には多くあり、是非ともパリの次のオリンピックに野球がされる事を祈るばかりだ。
日本に限らず、多くの国が野球というスポーツを知ってもらい、学んでいって欲しい!
※後、こちらの記事にも東京オリンピック野球の記事を貼ってますので是非ご覧下さい。
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