2番打者にバントができる打者ではなく、強打者を置く2番打者最強論が近年の野球に取り組まれている。では、何故こういった背景になり、何を意味をするのか。
今までプロ野球での2番打者というのは、主にバントなど小技を使える打者を起用し続けていたと思う。
しかし、ここ最近ではメジャリーグで2番打者に最もいい打者を使うという理論が取り入れられ日本でもその理論が取り入れられている。
2番強打者
2番に強打者を置くという理論は分かりやすくいえば、「打席が多く回ってくる2番打者に最もいい打者を置くことで得点が上がる」という理論である。
メジャーリーグでいち早く取り入れられ、ヤンキースのA・ジャッジやエンゼルスのM・トラウトらの強打者が数年前から“恐怖の2番”として認知されてきた。
そして、メジャリーグではゴロの打球が減り、ほとんどがフライになるという「フライボール革命」が起こっている。
ノーアウトでランナーが1塁にいたとしてもゴロの打球が減ったことから、併殺がなくなるというのもこの理論が推奨されている根拠であろう。
今までにはない理論だね!!
これが次第に日本でも取り入れられるようになっていく。
日本プロ野球での最強2番打者
DeNA ネフタリ・ソト
2018年DeNAのラミレス監督は、2番打者に強打者のソトを起用した。
まさにこれがメジャリーグで採用されている2番強打者理論の取組みで日本で一番はやく成功した実例といえるであろう。
※こちらのページでソトのこれまでの成績を一覧出来ますので是非ご覧ください🤞
参照: 週刊ベースボールON LINE ソト
巨人 坂本勇人
DeNAラミレス監督以外にこの2番強打者理論に興味を示した監督は巨人の原監督であった。
2019年に今まで1番か3番起用の多かった坂本を2番で起用し、この采配が見事に当たり
この年巨人は2年連続で優勝を果たす。
この年の坂本は本塁打を40本以上放ち、2番打者に関係なく選手として満点の成績を残すことができた。
※こちらのページで坂本勇人のこれまでの成績を一覧出来ます。🤞
参照: 週刊ベースボールON LINE 坂本勇人
2番強打者とは違うタイプの2番打者
今、2番強打者理論を試している球団は多くあり、日本でもかなり浸透してきている。
しかし、2番打者に好打者・足の速い左打者を置くという起用をしている球団もあるので紹介していきたい。
東京ヤクルトスワローズ
ここ最近でその例えにあっているのが2015年の2番打者ヤクルト川端慎吾であろう。
ヤクルトは2番川端にノーアウトでランナーが出たとしても、決してバントのサインを出さなかった。
この年の川端は首位打者を獲得し、チームもセ・リーグ優勝を果たしている。
本当にバントなしの2番の起用で、これが成功して優勝したね!
2番にバントをほとんど使わない概念は日本プロ野球に新たな発想を生み出した。
阪神タイガース
阪神タイガース金本元監督・矢野監督は2番打者に足の速い左打者を置くのを理想として掲げている。
これはノーアウトでランナーが出て、バントをしなくても打者の足が速ければ併殺崩れで残り、その後、盗塁してくれたらバントしたと同じ考えになる。
さらに、左打者がライト前にヒットを打ってくれれば1塁、3塁のチャンスを作ることができるという理論でシーズンでも実践している。
※これに関して阪神タイガースの高山俊選手が実際にその起用で使われているので、こちらに詳しく載せていますのでご覧下さい🤞
私が思う理想の2番打者
私が考える理想の2番打者は、バントもできる左の好打者である。
2番バッターは打席が多く回ってくるため、いい打者を置いた方がいい考えはわたしも同調である。
ただ、バントが出来ない選手を2番に置くのは反対である。
よく、ノーアウトでランナーが出塁し、2番打者が強打者であれば間違いなくバントせずに打たせてくる。
この場面、私は「ラッキー」と感じます。
確かに繋がれたり、ホームランを打たれる可能性もあります。
しかし、野球でいい打者と呼ばれるのは3割を打つバッターである。よく考えてください。
重要どれだけいい打者でも確率的に3割しか打てないのです。
単純計算にはなるが、3打席に1回しかヒットを打てないのです。
半分以下の確率で、そうそう打者はヒットを打つことは出来ないのです。
もちろん、打つこともあるでしょうが併殺になる可能性も充分あります。
この場面、私は送りバントで得点圏にランナーを進められる方が嫌だ。
得点圏にランナーさえ進めれば、1つのヒットで返ってくることができ、次の打者もダブルプレーを気にせずに打つことができるからである。
またノーアウト2塁であれば確実に3塁に進めるバントをした方が次の打者は犠牲フライ、もしくは内野ゴロでも得点になるケースもあるためバントの重要性は非常に高いと考える。
なので、ノーアウトで打たせるのはあまり好きではない。
たまにというのであればいいと思うが。。。
そのため私は2番に3割打てる打者を起用し、なおかつケースによってはバントを出来る、左の打者を起用したい。
なら何故左打者なの?
となるが、それは例えば1アウト1塁の場面。中々、このケースはバントで送ることはなく、打たせることが多い場面だ。
そこで1番嫌なのが併殺である。
右打者と左打者でどちらが併殺が少ないかといえば、明らかに左打者であろう。
更に、左打者は打者によるのかもしれないが、引っ張ったら勝手に進塁打になるケースも多くある。
そのため、私は2番に左打者を置きたい。
なお、足が速ければ併殺もなくなりベストであろう。
これが私の考える理想の2番打者である。
コメント
オモロいやん
コメントありがとうございます。
今後も野球や面白い記事などを投稿していきますので是非見てください!
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